目次
※ ここではE004テーマの「アイテム一覧」に記事をインポートする方法をご紹介します。
1.CSVデータで複数の記事をまとめてインポート
通常は、記事を1つずつ投稿していると思いますが、CSVデータで複数の記事をまとめて投稿することもできます。
CSVファイルは事前に複数の記事の内容(タイトルや記事本文、カスタムフィールドの内容など)を
エクセルなどのファイルに記述しておくものです。
CSVインポートはそのCSVファイルを読み込んで、複数の記事を投稿することです。
「新規追加」ボタンをクリックして、投稿画面から内容をひとつひとつ記載していくというのが面倒な時に便利です。
2.CSVインポートプラグイン
CSVファイルをインポートするプラグインはいろいろあるのですが、
ここでは「Really Simple CSV Importer」というプラグインを使ったインポート方法を紹介します。
「Really Simple CSV Importer」は最近のCSVインポートプラグインでは一番使いやすく、
安定したプラグインだと思っています。
3.CSVインポートの手順
「Really Simple CSV Importer」をインストールし、プラグインの「有効化」を行っておいてください。
有効化をした後は何か特別な設定は必要ありません。
さっくりとした流れとしては、「Really Simple CSV Importer」をインストール&有効化すると、
管理画面の「ツール」→「インポート」の画面の中に「CSV」という項目が追加されますので、
そこであらかじめ作っておいたCSVを読み込んで記事を投稿、という流れになります。
CSVインポートプラグインは、CSVファイルをインポートする手助けをするプラグインなだけです。
肝心なのはCSVファイルです。
4.CSVファイルの作り方
Googleのスプレッドシートを使ったCSVファイルの作り方を説明します。
CSVファイルは、エクセルやスプレッドシートのように表になっているものの方が作成しやすいです。
作り方(記述方法)は同じなのですが、CSVファイルは「UTF-8」になってなくてはいけません。
エクセルは「UTF-8」にならないので後から「UTF-8」に変換する必要があります。
スプレッドシートは最初から「UTF-8」なので変換する必要はありません。
CSVファイルの文字コードやスプレッドシートに関しましては、
以前投稿させていただいたものがありますので、そちらを参照してください。
「反映された文字が文字化けしていた時の対処方」
↑ このページにエクセルを「UTF-8」にする方法を掲載しています。
「エクセルがなくても大丈夫!無料ツールで簡単にCSVファイル作成」
↑ このページにスプレッドシートでのCSV作成方法を記載しております。
「Really Simple CSV Importer」にインポートするCSVファイルの記述
「Really Simple CSV Importer」で使うCSVファイルに記述できる項目です。
必ず全部必要というわけではありません。投稿に必要なものだけを記述すればOKです。
ID or post_id | 記事IDを指定。指定しない場合は新規登録扱いになる |
post_author | 編集者情報。ユーザーIDかユーザー名のどちらかで指定 |
post_date | 公開日 |
post_content | 記事本文 |
post_title | 記事タイトル |
post_excerpt | 抜粋を指定 |
post_status | 記事のステータス。publishで公開。指定していない場合はdraft(下書き)になる。 |
post_name | 記事のスラッグ |
post_parent | 親記事を指定。カテゴリーIDで指定 |
menu_order | 記事の並び順 |
post_type | 投稿タイプを指定。Pageやpostやカスタム投稿タイプなど |
post_thumbnail | URLでアイキャッチ画像の指定 |
post_category | カテゴリ名 |
post_tags | タグ名 |
【custom_field】 | カスタムフィールドを指定。カスタムフィールドのキー |
tax_【taxonomy名】 | カスタムタクソノミーを指定。tax_【taxonomy名】 |
E004の「アイテム一覧」に必要な項目だけを記述したものが下になります。
上記のものはスプレッドシートで作成しています。
A行 【post_type】 | 「アイテム一覧」は「itemboxlist」というカスタム投稿タイプなので、アイテム一覧に投稿する記事は、「itemboxlist」を記述 |
B行 【post_status】 | 公開状態にするか下書きにするか。何も記述しないとdraft(下書き)になるので、下書きにしてる場合は後から「公開」ボタンを押す作業が必要になります。公開状態でインポートしたいなら、「publish」を記述 |
C行 【post_title】 | 記事のタイトル(商品名など) |
D行 【post_content】 | 記事本文。個別ページを使用しないなら書き込まなくてもOK |
E行 【Link_ad】 | バナーを表示させる方法。画像をアップロードしてバナーを使用するか、アフィリエイトタグでバナーを表示させるか。 画像をアップロードするなら 1、アフィリエイトタグを使うなら 2 を記述 |
F行 【upload_image】 | バナー画像をアップロードしてバナーを表示させるなら、ここにコードを記述。<img src=’http://○△□.com/img/banner.gif’ /> などのように、<img src で囲んだ画像のURL。※ 画像はあらかじめアップロードしておく。管理画面の「メディア」からのアップロードでも良いですし、FTPでお好きなフォルダにアップしてもOK。アフィリエイトタグを使う場合は、記述なし(空欄)でOKです。 |
G行 【af_tag】 | アフィリエイトタグを使用する場合はここに記述。ASPからのアフィリエイトタグをコピペ。画像をアップロードしてバナーを表示させる場合は空欄でOK |
H行 【itemBoxlink_url】 | TOPページに並べる商品一覧の枠にあるオレンジのバナーボタンのリンク先。下層ページのURLやアフィリエイトリンクアドレスなどを記述。「http://」から始まるURLを記述。 |
I行【tax_itemboxlist_category】 | カテゴリー(タクソノミー)わけしたいなら、ここにカテゴリー名を記述。「アイテム一覧カテゴリ」に作ったカテゴリー名です。あらかじめカテゴリーを作成しておく必要があります。 |
J行 【post_parent】 | 親カテゴリーを指定したいときは、カテゴリーのIDを記述。たぶんカテゴリー名ではなく、IDじゃないとダメだと思います。CSVデータをインポートした後、管理画面の投稿ページを見ると親カテゴリーにチェックが入っていないのですが、内部では記述した親カテゴリーに属してるようです。指定しないときは空欄でOK。 |
注意とアドバイス
F行の 【upload_image】のアドレスを記述する際に、<img src=’画像URL’ />といった感じで、
URLを「 ‘ 」(シングルコーテーション)で囲うようにしてください。
HTMLサイトで画像を表示する際は、
<img src=”../images/img001.gif” width=”150″ height=”120″ border=”0″>などといったように、
コードの中の指定を「 ” 」(ダブルコーテーション)で囲いますが、
ここに記述するURLは、「 ‘ 」(シングルコーテーション)で囲わないときちんと表示されません。
G行の 【af_tag】はASPから配布されるタグをそのまま入力してください。
アフィリエイトタグはシングルコーテーションにする必要はありません。
I行の【tax_itemboxlist_category】は、あらかじめ作成しておきましょう。
カテゴリー名と書いてありますが、下記のように「スラッグ」の部分に書かれているものを記述してください。
他に必要なものがあるのでしたら、付け足してもかまいません。
例えば、記事公開日を指定したいのであれば、「post_date」の行を増やして日付を記述するなど、
必要な項目を追加できます。
サンプルCSVファイルのダウンロードができます。
E004(アイテム一覧)用CSVサンプルファイル(CSV)
※ UTF-8になっているのでエクセルで開くと文字化けします。スプレッドシートにインポートしてお使いになるのが便利です。
E004(アイテム一覧)用エクセルサンプルファイル(xlsx)
※ UTF-8になっていないので、作成してCSVファイルにした後に、UTF-8に変換する必要があります。
もしくは、記述してある表の部分をコピーしてスプレッドシートに貼り付けると良いと思います。
CSVインポートのテスト
完全にCSVファイルを作り上げる前に、2~3記事分を作ってテストインポートしましょう。
テスト&サンプルで下のようなCSVファイルを作ってみました。
これを読み込んでみます。
管理画面の「ツール」→「インポート」→「CSV」の画面で、
「ファイルを選択」ボタンをクリックして作成したCSVファイルを選択。
「ファイルをアップロードしてインポート」をクリックするとCSVデータがインポートされます。
アイテム一覧を見てみる
インポート後、アイテム一覧を見てみるとCSVに記述した記事一覧があるのがわかります。
投稿した「ミュゼプラチナム」を見てみます。
「ミュゼプラチナム」をみてみると、記事本文は何も記述しなかったので入力されていませんが、
タイトルもきちんと反映されていますし、指定されたカテゴリーにもチェックが入っています。
バナーも表示されていますし、「画像をアップロードして使用する」にちゃんとチェックも入っています。
飛び先URLも記述されています。
TOPページの表示を見てみる
TOPページの商品一覧を見てみると、下記のようにタイトルやバナー画像が表示されています。
※ ご自身でTOPページに「商品一覧」ウィジェットを設置しないと、記事を投稿しても何も表示されません。
サンプルCSVファイルのダウンロードができます。
E004(アイテム一覧)用CSVサンプルファイル(CSV)
※ UTF-8になっているのでエクセルで開くと文字化けします。スプレッドシートにインポートしてお使いになるのが便利です。
E004(アイテム一覧)用エクセルサンプルファイル(xlsx)
※ UTF-8になっていないので、作成後にUTF-8に変換する必要があります。
もしくは、記述してある表の部分をコピーしてスプレッドシートに貼り付けると良いと思います。