目次
1.wordpressサイトが重い!という経験ありませんか?
「wordpressサイトの動きが遅い」「サイトが表示されるまでちょっと時間がかかる」といった経験ありませんか?
wordpressは静的なサイトに比べると重い傾向にあります。
“wordpressサイトは重い”というのは、言わば常識的(?)なものになってます。
重いといええば重いかもしれませんが、現在ではみなさんが使うネットの回線スピードも速くなり、
サイト表示までの時間が昔に比べると劇的に短くなりました。
ですが、wordpressはプラグインの追加などで余計に重くなってしまうことがあります。
便利なプラグインが豊富なだけに、いろいろと導入したくなるんですよね。
だけど、「wordpressは重いというのはわかるんだけど、いろいろプラグインを入れたら余計に重くなった」
「今まで快適に使っていたプラグインなのに、なんだか最近動作が重いものがあるみたい」などと思ったことありませんか?
そうは思っても何が原因になってるかなどわからないことが多いですよね。
そんな時に何のプラグインが影響してるのか、何が負担になっているのか
などを調べることができる無料プラグインがあるのでご紹介します。
2.サイトが重い原因になっているプラグインを調べる無料プラグイン
そのプラグインというのが、「P3 (Plugin Performance Profiler)」というプラグインです。
このプラグインは、導入してるwordPressプラグインの処理速度(表示速度)を計測でき、
処理速度に影響してるのはどのプラグインで、それがどのくらい影響してるのかをグラフに表示してくれます。
とりあえず、P3 (Plugin Performance Profiler)をインストールしてください、
管理画面のプラグイン検索フィールドに、「P3」だけ入力して検索すればすぐに見つかりますよ♪
インストールして「有効化」をしてください。
有効化すると、管理画面のサイドメニューの「ツール」→「P3 Plugin Profiler」をクリックして、P3のページに移動します。
すると上記のようなページになりますので、下記の赤い四角で囲った部分にあるボタンをクリック!
「Start Scan」をクリックします。
すると上記のようなウィンドウがでます。
ここはスキャンした後のデータを残しておくためのログの名前になるので、わかりやすいものなら何でもOK
デフォルトでは今日の日付などになっているので、そのままで良いと思います。
後からログを見ることってあまりなさそうなのですが、一応ログが残せるようになっています。
そうしたら、スキャンボタンをクリックします。「Auto Scan」のほうでOKです。
もし手動で何かの設定をしてからスキャンしたい場合は「Manual Scan」のほうで。
するとスキャンが始まります。
自分のサイトに導入してるプラグインの数にもよりますが、スキャンが終了するまでちょっとだけ時間がかかる。
すると・・・
上記のような結果が表示されました。
■ Total Plugins:サイトに導入してるプラグインの数
■ Plugin Load Time:プラグインのロード時間
■ Plugin Impact:プラグインがページロードに占める割合
■ MySQL Queries:MySQLにクエリを要求した回数
です。
Plugin Load Timeは思ったほどでもなかったのですが、Plugin Impactが74.8%なのでちょっと改善したいと思います。
円グラフを見てみると黄土色の部分がけっこう影響してるようです。
この部分が以前紹介した「WP Slimstat」だった!(「無料なのに使いやすい!アクセス解析プラグイン」で紹介しました)
(追記: ※再びアップデートされた後は以前より動作がとても軽くなっています。なので再度おすすめ)
以前はそんなに重くなかったのにアップデート後に動作が重くなった気がします。
(※紹介した責任逃れではないですよ (-∀-`; ))
プラグインは、以前は快適だったのにアップデート後に重くなったりバグが出たりするっていうこともよくあるんですよ。
弊社スタッフの話の中でも「最近なんかサイトが重いんですよね。。。」なんて話がでてたので、
このプラグインが影響してるのかもしれません。
「WP Slimstat」はいろいろな解析ができるプラグインなのでデータ量は多いことは多い。
でもサイトの読み込み速度に影響してるなら、これを取り除こう!
ということで、「WP Slimstat」を停止してみました。
「WP Slimstat」を停止したあとに、再び「P3 (Plugin Performance Profiler)」でスキャンをかけます。
すると・・・
こんなに変わった!
今度は円グラフで水色の部分が多くなりましたが、これはプラグイン全体で考えたときの割合なので大丈夫です。
水色の部分は「All in one SEO」のプラグインなので、あまりはずしたくないですしね。
Plugin Load Time(プラグインのロード時間)もPlugin Impact(プラグインがページロードに占める割合)も
このくらいの数値だったら全然OKです♪
「WP Slimstat」が影響してたという事がわかったので、このプラグインはアンインストールします。
使わないものは「停止」だけじゃなく、「アンインストール」したほうがいいですよ。
私自身、「最近このサイト重いんだよなぁ。。」って思っていたサイトがあるのですが、
そのサイトも「WP Slimstat」が入っていたので、これをアンインストールしたところ、
表示スピードが劇的に速くなりました!
サイトの閲覧時の表示スピードも速くなりましたが、管理画面のページの切り替えなどのスピードなども速くなったんですよ!
P3 (Plugin Performance Profiler)は、サイトに影響してるプラグインを調べるためのプラグインなので、
使わないときは「停止」にしておくと良いでしょう。
調べが終わったら使わないというときにはアンインストールしてしまってもかまいません。
3.プラグインが原因じゃなかった時
「影響してるプラグインはアンインストールしたのに重い。。」「影響してるプラグインはなかったのに動作スピードが。。」
などといった場合は、他の原因を調べてみましょう。
■ wordpress用のプラグインではなく、他のスクリプト(アクセス解析など)の影響
■ サイト(1ページに)に入れ込んでいる画像サイズや数など
■ サーバーの動作スピードや不具合関係
などなどを考えてみましょう。