インターネットアーカイブ(調査方法)

2014年10月22日 ()

目次

1.インターネットアーカイブでドメインの使用履歴を調べる

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■→ インターネットアーカイブ (無料で使えます・ブックマークしておくと便利です)

 

中古(オールド)ドメインを購入する場合には、インターネット・アーカイブを使って、
対象のドメインが過去にどのようなサイトを作って運営していたかを調べることが重要です。

特に見つけてきたドメインが反社会的なサイトだったり、公序良俗に抵触するような内容のものだった場合には避けるべきです。

たとえばスィーツのサイトを作りたい場合、探そうとするドメインが過去にスィーツ関連のサイトだったり、スィーツでなくても食品関係のサイトのほうが属性としては当然いいわけです。

Googleはドメインの過去のサイト属性(同じような分野で使われていたか)を見ています。同じ属性の場合にはGoogleが検索表示のための認識時間が早まる傾向にあります。

ですが、建設業で使われていたドメインを使ってスィーツのサイトを作る場合、属性が建設業→スィーツにがらりと変わることになるので、「あ~このドメインはスィーツに変わったんだ」とGoogleに認識されるまでに時間がかかってしまう場合が多く、場合によっては認識はされたけれど、適正な順位にくるまでに数ヶ月かかる場合もあります。

従って、ドメインを調べる場合には、”今、自分が作ろうとしているサイトの属性に近いかどうか”をよく調べておきましょう。

調べる項目は以下の3つです。

 ドメインの年齢

 更新頻度

 301リダイレクトがあったかどうか

2.中古ドメインの年齢(ドメインエイジ)を調べる

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では、実際にドメインを検索窓に入れて調べてみましょう。

その前に、なぜドメインエイジ(年齢)を調べるかということですが、以前からドメインを使ってきた期間が長いほど、オールドドメインと呼ばれてSEOには効果がありました。現時点でも有効ですが、以前よりは重要度は下がりましたが、つい最近の新しいドメインを取得するよりは使用期間があるほうが良い傾向にあります。

ここでも弊社が実際に使用しているドメインを調べてみます。「BROWSE HISTORY」をクリックして検索開始です。

BROWSE HISTORYをクリックすると上図が表示されます。ここで上段にある黒い棒が立っているところを見てください。年度が書いてありますよね。

黒い棒が途絶えているところがこのドメインが生まれた年です。確認すると2006年の10月ごろでしょうか。現在は2014年なので、逆算すると約8年物のオールドドメインということになります。

数年前までは、年代が古ければ古いほど良いとされていましたが、現在では3~4年ほどの期間があれば十分と思います。よって、ドメインエイジの古さはそれほどシビアにならなくてもよいでしょう。

3.オールドドメインの更新頻度(重要度 大)

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次は”ドメインの更新頻度”です

更新頻度とは、そのドメインが生まれてから現在まで、どれだけページの追加や編集など、更新がされてきたかをあらわしています

更新頻度が頻繁なほど「生きているドメイン」と判断され、属性を考えてサイトを作り、ドメインを引き継ぐ場合にも大変有効です。

弊社がこのドメインを取得したのは2013年です。それからサイトを作成して育ててきました。
2013年以前は毎月ごくわずかの更新しかしていないのが見受けられます。2006~2007年には最初にこのドメインを取得した方が少しがんばっていたのでしょう。2007年の黒い部分が多い感じです。

2008年あたりにドメインを手放したか、ほとんど更新していないのがわかります。

2013年に弊社がこのドメインを取得して緩やかにページの作成や過去記事の再編集などの更新を行っており、更新頻度も多くなっているので、下部のカレンダーのような表示のところが水色で埋まっています。更新頻度が少ないドメインは、このカレンダー表示のところの水色が、年間でも数個しかないものもあります。

また、水色の○の大きさは、その日の更新の内容量(充実度)が多かったことを示しています。

上部の2014年の黒い棒グラフを見てください。この黒い棒グラフは下部のカレンダーに対応しているので、たとえば4月の場合には更新頻度が多かったために、棒グラフも2014年4月あたりは上に伸びています。

これは2013年、2012年、2011年と、上部の棒グラフのところをクリックすることで、その年のカレンダー形式の水色の玉の表も追従して表示されます。オールドドメインは更新頻度が多いものを選びましょう。

ためしにGoogleやYahooのURLを入れて検索してみてください。面白い図柄が見れますよ

4.301・302リダイレクト(Redirect)が使われていたかどうかを調べる(重要度 大)

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まず、リダイレクトとはなにか?について、以下の”例”でご説明しましょう。

たとえば「青空デパート」という会社があったとします。オープン当初はaozora-department.○○○でドメインを取得してホームページを運営していました。検索順位もデパートで2位で、売り上げも好調。

数年後、デパートの大改装newオープンを行うことになり、それに伴い名称も青空デパートからブルースカイデパートに変更しました。当然、運営サイトのURL(ドメイン)も新しいbluesky-department.○○○を取得し、全ページのデータを新しいほうのドメインに移行しました。

しかし、サイト運営担当者はあることに気づきました!

aozora-department.○○○で検索2位であったけれど、bluesky-department.○○○という新しいドメインが、デパートという検索でどこにもなかったのです。

あわてた担当者は、WEBにくわしい”グッさん”に相談し、解決策を探りました。グッさん曰く!

「ドメインを変更する場合には、aozora-department.○○○からbluesky-department.○○○に301リダイレクト(お引越し依頼)をかけて、以前のページデータもそっくりそのまま新しいドメインの方へ移動させなさい。そうすれば、aozora-department.○○○の運営履歴や、被リンクの力もそのままbluesky-department.○○○に引き継ぐことが認められ、デパートで2位という順位のところへ新しいドメインで表示してくれるよ」と、いうことです。注意点は以前のドメインと移行前の旧データは、サーバーの中にそのまま残しておく必要があります。

ここまでご理解いただけたでしょうか?これが本来のリダイレクト(Redirect)の使い方です。

 

ところが!SEOの世界でリダイレクトによる、力のあるドメインから新しいドメインへのリンクジュースの移行が悪用されはじめたため、Googleが対策に乗り出し、リダイレクトの効果がなくなるだけでなくスパムサイトとしても認識されて、これに伴い正規の優良企業のリダイレクトも認められなくなってしまいました。
※googleウェブマスターツールより予めドメインの移行を申請しておけば問題ないようです。

従いまして、SEO目的のリダイレクトは決して行わないようにしましょう。

 

リダイレクトには、大まかに以下の2つのパターンがあります。

■→301リダイレクト→AというドメインからBというドメインへ永久的に完全移行すること

■→302リダイレクト→一時的なデータ移行

 

表の見方ですが、カレンダー表示の水色の○をクリックすると、リダイレクトがされていないドメインは過去のページ履歴が直に表示されます。

リダイレクトがされていた場合には、水色の○をクリックしてページ履歴が表示される前に上図が表示されて、301及び302が行われていたドメインであることがわかり、○○というドメインへ移動しますというメッセージが表示されてから履歴が見られるようになります。

もちろん直近の日付から調査することが基本です。ですが、リダイレクトは1度だけ行われているとは限りません。あるドメインは数回繰り返されていることも実際にありますので、年度ごとの水色○をクリックして深く確認することをおすすめします。

また、a hrefsを使用すれば、今までに何回リダイレクトを利用したかが1発でわかります。

リダイレクトによるドメインとその内容の移行自体はスパムでもなんでもありません。中には上記の例のように正規な移動もたくさん行われています。使用してよいドメインを見抜くポイントですが、水色の○を年度ごとにクリックしていき、現在と過去の表示内容が大幅に異なるような場合には、そのドメインは選択外にしたほうが懸命です。