目次
1.Expired Domainsを使って優良中古(オールド)ドメインを今すぐ探し、購入する
【注意書き】
2014年9月現在、Googleはページランクの更新を行っていないようです。更に今後はページランク自体がなくなるという話も盛んに言われています。
ですが、今後もサイトの検索順位の決定要素は、外部からの(正規な)リンクが必要だということは変わらないと思うので、ページランク以外の要素でドメインの強さを測る方法もお伝えしようと思います。これらを踏まえた上で読み進めてください。
それでは「Expired Domains」を使った優良ドメインを探して購入する方法を見ていきましょう。
Expired Domains(無料で使えます)
ID/パスワード/メールアドレスを入力するだけですぐに使えますので、登録してブックマークしておくと便利です。
この”Expired Domains”は、海外で最もドメイン取得で利用者が多いGodaddy(ゴーダディー)やSnap neme(スナップネーム)などで販売されているドメインをまとめたサイトです。
要するに、すでにバックリンクが付いている、使用履歴実績がある「中古(オールド)ドメイン」を各ドメイン販売業者のデータを元に総合的に収集しているサイトなのです。
国内でも中古ドメインは販売されていますが、価格が高いわりには良質はドメインが少なくなってきており、利用価値(効果)の面では首をかしげてしまうようなドメインも多いので、自分で探して購入するほうが得策です。
最近では(2014/9現在)、以前のようにオールドドメインを大量に購入し、1記事か2記事のペラサイトを大量に作ってターゲットサイトにリンクをする自作自演リンクは効果がないでけではなく、ターゲットサイトがスパム扱いのドメインと認識されてしまいますので絶対にやらないようにしましょう。
また、これら自作自演リンクを施したスパム要素が高いサイトの場合、googleのペンギンアップデートなどで順位を大幅に落とされます。その兆候としては10位以内にいたサイトが45~55位くらいに下げられます。
その後1~2週間この順位に置かれ、なんの対策もされない場合には圏外に飛ばされる傾向があるようです。この45~55位という順位はリンクスパムサイトの火葬場です。その後圏外という墓場に埋葬されてしまいます。
中にはブラックSEOという手法を使って一度順位の落ちたドメインをゾンビのように復活させる人もいるようですが、手間とお金がかかるわりには成功率が低いのであまりやる意味がないように感じます。
2.ログイン後、どんなドメインが見つけられるのか?
ログインすると左サイド最上段に「Deleted Domains」と「Marketplace Domains」とい2つのメニューがあります。
■ Deleted Domainsとは→すでにドメインの期限が切れていて、早いもの勝ちで買えるもの
■ Marketplace Domains→オークションやバックオーダーなど様々な方法で購入できるドメイン
Deleted Domainsとは、簡単に言ってしまえばドメインの管理(権利)期限が消失しており、個人のものでもドメイン業者のものでもなく宙ぶらりんの状態に置かれているもので、誰でもドメイン管理レジストラ(バリュードメイン・お名前.com・ロリポップなど)で、指定されたドメイン取得代金を払えばGETできます。(通常1ドメイン1,000円以内)
Deleted Domainsコーナーにはcom/net/biz/org/info/tv/mobiなどがラインナップされています。ですが、非常に質の低いドメインが多く、このドメインを買うのなら新規で取得したほうがマシ!というような状態なので、このコーナーは使用しません。(2011以前は優良ドメインがゴロゴロしていた)
Marketplace Domains→ですが、主なコーナーは・オークション・バックオーダー・Buy Nowの3コーナーです。
オークションとバックオーダーですが、数年前までのバックリンクサイトに使用するドメインが、ページランク4/5/6などのドメインが効果があったときには購入価値がありましたが、現在では、検索順位を上げようとして、10位にいるサイトにページランク5をひとつリンクしただけで吹っ飛んでしまうようなことが多発しています。(これはフォーラムで実験結果をお教えします)
今ではわざわざページランクの高いドメインを高額な価格で競ってまで購入する必要はないので、オークションもバックオーダーも使いません。
3.ではどのコーナーで買うのか?→Buy Nowです
Marketplace DomainsコーナーよりGD Buy Now(すぐ買う)をクリックすると上記のようなページにいきます。
ここではGD Buy Now(ゴーダディーバイナウ)の言葉通り、提示されている販売価格で即だれでもドメインを購入することができます。
驚くことにページランク9/8/7がゴロゴロしています。(以前は飛びついて買っていました)各メニューを押すと、昇順、降順の切り替えができますよ。
ですが先ほどもご説明したとおり、今は高ページランクを購入する必要はないので、ページランク0/1/2を探します。なぜあまりページランクの高くないドメインを探すかといいますと、私たちの実験では、ターゲットサイトでもサテライトサイトでも高くても3までが限界で、それ以上の高ページランクを使うと順位も上がりませんしスパム判定されることが多く、順位を大幅に落とされる結果が出たからです。(詳しくはフォーラムで解説します)
実験結果として、ページランク0/1/2のサイトでもコンテンツがしっかりしていれば問題なく上位表示します。
※ただし自己責任で購入してください→SEOの世界は、上位表示が約束されたものではありません。
ここで注意していただくポイントがあります。羅列されているドメイン名の横にグリーン、オレンジ、レッドの色分けがされているのがわかると思います。この色分けは次のように認識してください。
グリーンは安全圏のドメイン、オレンジは70%OK、レッドは偽装ページランクやスパムチックなドメインです。
基本的にはグリーンとオレンジを調査して購入しましょう。
4.優良ドメインを発見するスピードをUP→Show Filterを調整する
左サイドのドメイン一覧の上にある「Show Filter」を使うことで、より早く希望ドメインの選別が可能になります。
Show Filterとは、検索したい条件にチェックを入れれば、その条件に合うドメインだけを表示してくれる機能です。
次の項目にチェックを入れてください。
■ no Fake PRs(偽装のページランクではない)
■ min PageRank(最低ページランク)
■ max PageRank(最高ページランク)
ここではページランク0/1/2を探すのでmin PageRankは0、max PageRankは2です。
このチェックを入れた状態で左下にある「Apply Filter」をクリックして検索条件を確定します。
すると条件どおりのドメインが一覧表示されます。
もちろんページランク4/5/6などを探したいときには、min PageRank4、max PageRank6とチェックを入れれば探すことは可能です。
ここまでがすぐに買うことができるページランク0/1/2のドメインを探し出す方法でしたが、ドメインというものはこの他にもどんなサイトに使われていたかという使用履歴と、ドメイン自体の強さ「URLランク」と「ドメインランク」、「301リダイレクトで悪用していなかったかどうか」などを調べます。
これは怪しいドメインを購入してしまわないための重要なポイントなので、まず次の2つのページでご紹介する
「インターネットアーカイブ」と「a hrefs」でよく調べてから購入する方法に進んでください。
→ インターネットアーカイブでドメインの使用履歴を調べる
→ a hrefsでドメイン自体の強さや被リンクを調べる
5.調べたドメインを購入する流れ(Godaddy版)Whoisをチェックする
Show Filterで希望条件にチェックを入れて並べ替えたものが上図です。
ここで主だった項目を説明します。
初心者の方でも利用できるよう、混乱をさけるために必要最低限の項目をみていきます。
■ Domain→ ドメイン名
■ PR→ ページランク(ドメインの強さの大まかなGoogle指標。0~10で示され、10に向かうほど強い)
■ WBYとABY→ (ドメインが初めて取得された※生まれた年月日など→ドメインの古さ)
■ Price→ ドメインの販売価格(ドルで表示されているが決済画面では日本円表示)
■ EndTime→ 現在ドメインを所持している人の管理権限が解除される日付
■ RL→ Whois Domain(今だれがドメインを管理しているか?※持ち主は誰かがわかる)←これ重要です。
目当てのドメインをインターネットアーカイブやa hrefsで調べ、価格に納得して購入するわけですが、RLの中にあるWhois Domainをよく調べないと自分の管理画面に購入したドメインが登録されるまでに手間と時間がかかる場合があります。
Whoisというのは、現在そのドメインの持ち主(管理権限者)は誰であるかが明記されてあるデータです。
Godaddyには以下の2パターンの人がドメインを販売しています。
①Godaddyをドメイン管理会社として使用し販売している人(またはGodaddyが直接所有)
②Godaddy以外の管理会社でドメインを管理し、Godaddyの販売システムを利用している人
①の場合は問題ありません。
Godaddyの中で販売者のAさんが、購入者であるBさん(あなた)にドメインを譲渡することになるので、自動的にあなたの購入したドメインがあなたの管理画面に登録されます。簡単に言えば、同じ家の中での家族でのやり取りのようなものです。
※ドメインの譲渡期間は通常2日~1週間(自動的に自分の管理画面に登録されるまで)ほどかかる場合がある。
②の場合がとても厄介なのです。
Godaddy以外の管理会社でドメインを持っている人から買ってしまった場合、「ドメイントランスファ」をしなければなりません。
ドメイントランスファとは、ドメインを管理会社から他の管理会社へ移動(引越し)させること。
これはドメイン管理者のAさんがGodaddy以外の管理会社を使っているために、Godaddyにそのドメインを引越しをする手続きをしなければならないのです。
なぜ面倒か?ということですが、それは相手が個人所有の場合が多いからです。トランスファにはコードが必要で、これはあなたが相手に直接メールなどで請求しなければなりません。英語が堪能ならば問題ないでしょうが、時には中国や韓国、アラビア圏の方を相手にしなければならない場合もあり、遅い方ではこちらからメールしてコードが送られてくるまでに3週間もかかったなんてこともありました。
従いまして、初心者の方はGodaddyが直接管理しているドメインを購入しましょう。
6.どうやってGodaddy直接管理のドメインを見分けるか?
見分け方は簡単です!
目当てのドメインの一番右側にあるRLという項目をクリックすると、5つのメニューが出てきます。
・その中の「Whois Domain」というメニューをクリック
・承認コードページが出てくるのでコードを入力し次へ
・上図が表示されるので「Registrar」の部分がwhois.godaddy.comかどうかを確認する
この部分が他の会社のアドレスだったり、E-mailの部分がgodaddy以外のメールアドレスの場合にはトランスファが必要になる可能性が高いので注意しましょう。
7.決済前の画面でもう一度チェック
ドメインの質、強さ、価格、管理者の確認が終了したらいよいよ購入です。
目当てのドメインの右側にある「Buy Now」をクリックするとGodaddyのサイトへ移ります。
■→ Godaddyの登録(公式サイト)はこちら→godaddy.com
ここでの注意ポイントをご説明します。次の手順でチェックしてください。
【Statusを確認】
StatusがOpenの場合は販売中のしるしで買えます。稀に販売者が販売を取りやめたり、時間差で他の方に購入されてしまった場合にはCloseと表示され購入できません。
【価格を確認】
次に価格を再確認します。通常日本からのアクセスの場合日本円で価格が表示されていますが、たまにドルで表示されていることがあります。そのときにはその時点での為替レートを確認してください。
【チェックを入れる】
いよいよ次の画面が決済画面ですが、すべてに納得して購入する場合には左上の空白のチェックボックスにチェックを入れ、右下にある「Continue to Review」を押して次の画面に映ります。
8.決済画面
決済画面に来ました。
ここでもドメイン名や価格を確認し、「Proceed to Chekout」をクリックすると決済が完了します。
決済が完了すると最終画面で、
「コングラチエーション!あなたが○○○というドメインを手にいれました。私たちのところでドメインを買ってくださりありがとう!」という内容のページが表示されて終了です。
9.購入後Godaddyからメールが届く
決済(購入)完了後、上図のようなメールがGodaddyより届きます。
ここで特にすることはありませんが、購入履歴としてドメインごとにメールを保存しておきましょう。
最後に、購入したドメインは、通常2日~1週間ほどであなたのGodaddyアカウント(管理画面に)登録されます。
極稀に決済を終了してお金を払い込んだのにドメイン販売者が「売るのや~めた」となってしまう場合があります。
でもご安心ください。あなたが決済のために支払ったお金は、販売者が確実に手放すという意志を示すまでGodaddyが預かった状態になっていて相手には渡っていません。
相手が売らないとなった場合には、そのプールされたお金はGodaddyよりあなたの銀行口座に振り込まれるのでなんの心配もありません。
長い説明になってしまいましたが、お付き合いくださいましてありがとございました。